2005年8月31日から9月6日までJCCの新人と韓国の雪嶽山(ソラクサン)に行ってきました.蔚山岩の主なルートを4,5本登る計画でしたが,天気が悪く結局1本のみに終わりました.
行動概要は下記の通りです.
8月31日:8時に成田を出発.バスの便がよく,ソウルから束草に移動し,夕方にはソラクサンのモーテルへ.
モーテルは約6畳の2部屋と1畳ほどのキッチン付きで1泊5000円(一人2500円)と格安で借りられました.
9月1日:文理大ルート(3P目まで.4,5P目は別のルートへ)
9月2,3日:雨で滝めぐりなど.
4日:曇り,10時ごろ雨がちらついたが何とかもち,文理大ルートを完登.
翌日は雨の予報.しかし,ソウルは晴れそうだったので,蔚山岩は諦め,4日の深夜にソウルへ移動.
5日:インスボンでクライミング.登ったルートはショイナードBと友情B.
サウナで泊
6日:ゆっくり起床し,東門市場などを見て,夕方,ソウルを出発.
まだ写真が全部集まっていませんので,第1報として手持ちの写真から蔚山岩を中心に報告します.
2005年11月6日
9月1日
ソラク山公園のゲートから1時間ほど歩いたところにある茶屋から見た蔚山岩の全景.
文理大ルートに取り付く.1P目は3つのルートがとれるが,1番右側にある写真のルートを登る.
レイバックで簡単に登れると思ったが,途中,ホールドが悪いところがある.
1P目のフォロー.
2P目
傾斜がゆるく快調に登る.
3P目
前半の25m.ここは傾斜がゆるいが,プロテクション悪い.
逆に,その上部から右壁に取り付くところは垂直だが.4番のキャメロットがよく効いた.
3P目の終了点から見上げたところ.
正しいルートは左のクラックでしたが,ご覧の通り,クラックがあるとは思えない.右の方に顕著な凹角があり,自然できれいなライン取りを意識して,ついこちらに目が行ってしまった.
ここから2P登ったところから懸垂下降することになる.左にあるループは懸垂下降時のもの.
4P目.
凹角を登る.オフウィドスでプロテクションに苦労するが,
ところどころ左のフェースにボルトがあり助かる.
4P目のフォロー.
4P目の後半.
上部にいくほどフレアーしていく.
さらに凹角を10mほどつめるが,プロテクションが全くとれず,前進をあきらめる.
下降時に,4P目のクラックを確認.
時間もあまりないことから今日はここまでとする.
青空のもと,西日を受けながら懸垂下降で戻る.
しかし,蔚山岩では,この青空を再び見ることはできなかった.
9月4日
ようやく雨が止んだので,文理大ルートを登り直す.
ここは正しい4P目.
10mほど登るときれいなクラックが2本あり,キャメロットはどこでもセットできる.
5P目前半
前半はきれいなフレークを直上.
5P目後半
大きな岩の間を抜ける.全身で岩とのフリクションで支えるようなムーブと,ざらざらと岩で肘や膝はヒリヒリする.
6P目前半
短いフレークを登ったあと,右へトラバース.
6P目後半
最後のクラック.
泥で詰まっていてプロテクションに少し苦労するが,無事,フィニッシュ.
頂上は広い.
時折,雨の気配を感じながらも何とか最後まで天気がもち,ようやく1本登れる.
頂上から北を見る.この先は,North Korea.自然に恵まれ平和に見えるのだが・・・.
おまけ
雨のなか,トワンソンの滝を見学.
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