No.726 2023年3月18,19日 戸隠 西岳P5稜

3月18日
 前線の通過で全国的に雪か雨でした。長野市内は雨でしたが、戸隠高原に入ると雪。
品沢高原の奥にある林道を11時に歩き始め、堰堤から沢の右岸を登り、ルンゼを詰める。
ルンゼを登りきると岩壁にぶつかったので右に50mほどトラバースして1つ北側の沢に入り、ここを詰めてP5稜へ。
P5稜をしばらく歩くとPX峰の大きな岩壁にでました。右側から詰め、15時30 分にPY峰手前のコルへ。
PY峰の雪壁に取り付きましたが、柔らかい雪でアックスが決まらず、翌日の早朝なら条件がよいと判断し、
本日は1600m付近で泊。本日は終日湿っぽい雪で下着まで濡れ、悩ましい夜でした。

3月19日
 予想通り、快晴で早朝は冷え込んでいました。期待通り、PY峰の雪壁はアックスが決まり、通過できました。
その後は雪が少ないためヤブ漕ぎが多かったです。8時30分にZ峰の基部へ。
Z峰のルンゼは全く雪なし。左側に巻くルートには雪がありましたが、その上のルンゼには雪がないと予想されるので
今回はここから下降することにしました。
下降して、PY峰を懸垂下降すると、なんと朝は雪壁だったところが雪がなくなり岩壁となっていました。
PY峰手前のコルから北側の沢を下りました。雪が少なく、あちこちで岩が露出しており、懸垂下降を多用して林道へ。

今年は3週間ほど春が来るのが早いと感じました。



                                 右側の岩峰がP5稜のPZ峰




品沢高原の奥にある林道は雪景色 PV峰あたりにつながるルンゼを詰めているところ


18日午後の右側がPY峰の雪壁。 19日の早朝のPY峰


PY峰を超えるとP4稜やP3稜の景観が楽しめます PZ峰の全景


PZ峰の基部に向かって登る。背景のP4稜が景観がすばらしい。 PY峰を下降。早朝は雪壁だったところが岩壁に変わっていました。



駐車場は、前日と違って冬から春へ

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