No.698 2022年6月18日 宝剣岳中央稜

6月11日に行く予定でしたが、梅雨の真ん中で天気悪く、1週間遅らせました。
これが功を奏し、この日は天気よく完登できました。
千畳敷カールは雪が結構残っていて、中央稜には楽に取りつけました。
中央稜の頂上直下までのクライミング部分は5Pとなっていますが、今回は各ピッチ40〜50m伸ばして3Pで登りました。
を下降は同ルートです。下降支点は信頼できるものが少なかったので木にスリングを付けて設置しました。
4回の懸垂下降で雪の斜面が緩やかになるところまで降りられました。
剣岳や穂高岳を彷彿させるような岩と雪の世界をロープウエイですぐに行けることもあり大人気でした。


                千畳敷カールからの宝剣岳東面の岩場。ほぼ中央にある頂上からの岩稜が中央稜。




ロープウエイ行きの始発バスは満員
中央稜の取付きまでは雪が十分にあり快適でした


1P目。バンドを左上して2つ目の支点から取付き、右上しました。40m
2P目は分かりやすいルートで約45m


3P目の出だしの垂壁。ここを抜けると視界が開けます。
3P目を10mほど登るとオケラクラックにでました。


懸垂下降の支点まで50mいっぱいに伸ばしました。#2,#3のカムを使用
ここから頂上までは目と鼻の先です。


1回目の懸垂下降(3P目の終了点)
2回目の懸垂下降


3回目の懸垂下降、まっすぐ降りずに左側に出ると1P目の壁に出ます 1P目の開始の支点を使って4回目の懸垂下降

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