No.639 2020年3月20日〜21日 磐梯山東壁ダイレクトルンゼ

中央ルンゼとも呼ばれているルートですが、稜線までのルンぜを直登したのでダイレクトルンゼとしました。
雪不足のため3月8日でスキー場の営業が終了しており、
初日は朝から雪のなか、スキー場のリフトに沿って登りました。
風強く、雪で視界が悪いので、本日は赤埴山の北面で雪洞を設置。

21日の早朝はガスで視界が悪かったですが、
沼ノ平付近まで来ると天気が回復し、東壁がよくみえました。
どこのルートが面白そうかと偵察していましたが、
ここは初めてですので正面のルンぜにしました。
ルンぜは傾斜がゆるく、昨日の雪で膝ぐらいのラッセルでした。
雪が深いのでスキーでの滑走によさそうな感じでした。
上部で雪が切れているところがあり、ここからロープを出し、3ピッチで稜線に出ました。
100メートルほど左にとればちょうど頂上に出られました。惜しかったです。
ルンぜにある岩が脆いのも惜しいですね。
写真の通り、岩と雪の世界で景観は良かったです。
下山は東尾根からスキー場を徒歩で下山。
スキー場の標高差600mほどをリフトでなく歩いたので非常に長く感じました。


     磐梯山 東壁の全景  赤い線がダイレクトルンゼ



初日のスキー場
雪洞を出発









最後のピッチ
下降した東尾根のきれいな雪稜

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