No.329 2010年9月26日 穂高岳 屏風岩 右岩壁
ルンゼ状スラブルート

行動概要
 2:40 横尾出発
 5:30 登攀スタート
10:55 7ピッチまで登る.
      休憩後,ここから懸垂下降で下山.
12:45 ルートの取り付き
14:10 横尾着 
14:45 横尾出発 
16:50 上高地バスターミナル

ルンゼ状スラブルートについて
 プロテクションは結構ある.特に,少し難しいと感じるところは豊富にある.
但し,草や土に隠れていて遠くからは見えないことが多い.
登れそうなラインがかなりあるので,初見だとルートファインディングに時間を要する.
また,ボルトやハーケンはかなり古く,それほど信用できないので要注意.
各ピッチの終了点はしかっりしている.
問題は岩がいつも濡れていること.全体的に傾斜が緩いので
乾いていたら花崗岩のフリクションを利用して豪快に登れるルートである.
しかし,ルンゼ状スラブの名前から想像されるとおり,壁は流水とコケだらけ.
非常に惜しいルートである.

                  ルンゼ状スラブの全景

25日は横尾でテント泊 2時50分ごろ.橋には霜が降りていた.
1P目.手が冷たい. 2P目.上部に茶色のハング帯が確認できる
3P目.この上部は濡れていて右に回りこむ 4P目.バンド状のところでスラブ帯を横断
4P目のフォロー. 5P目.一番上のオーバーハング付近まで直上
6P目.オーバーハングをトラバースして回り込んだところ.その後は直上. 6P目.出だしからトラバースまではぬるぬるであるが,回り込んでからは乾いた岩で快適.
7P目のオリジナルライン.濡れている. 7P目は左の凹状を登った後,左側のカンテへ
上高地から今日中に帰宅したかったので
今回は7P目から懸垂下降.

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