No.235 2007年4月29日 真砂沢&雷鳥沢 山岳スキー

 今回のハイライトは真砂沢の滑走.標高差1000mのバージンスノーを一気に滑走した真砂沢は
アルパインスキーならではの快感を味わえ,圧巻の一語に尽きます.
 5時20分に室堂山荘を出発.最初はシール登行で,途中からアイゼンに履き替え
雄山から稜線を北へ進み,10時に真砂岳へ到着.ここからスキーをセットし,10:35滑走開始.
稜線沿いは雪が途切れており,一部歩いて,11時より標高2750mの真砂沢コルの近くから本谷を滑走.
雪の状態は思ったより安定していた.最初は急斜面ですが,その後は適度な傾斜の斜面が延々と続きます.
各自,思い思いのシュプールを描き,標高1750mの真砂沢出合には11時40分に到着.
しばらく滑走の余韻に浸り,12時10分に剣沢を登り返す.長次郎,平蔵谷,武蔵谷
をやり過ごし,15時45分に御前小屋着.
 16時5分に雷鳥沢の滑走開始.すでに多くのスキーヤーが滑走していて荒れていたので,
途中から東へトラバースし,南面の尾根に出ると快適な斜面に出る.
ここを一気に滑走し,16時30分に雷鳥沢キャンプ場手前に到着.
 ここからシールをつけて最後の登り.ミドリガ池への登りを東から巻くように登行し,
17時30分に室堂山荘に到着.
 
 立山の縦走,真砂沢の大滑走,剣沢を上り返すときに楽しめる剣岳の景観,
雷鳥沢の滑走と盛りだくさんの充実した山行でした.
 最後に,夕食時の生ビールは格別でした.
5時42分.朝日の大日岳を背にシール登行 アイゼンをセットして雄山への登り
雄山頂上 富士ノ折立付近
強風の中,岩と雪の稜線を縦走 真砂岳でスキー滑走の準備
真砂岳の北西面 コルから真砂沢に飛び込んだところ
真砂沢最上部の急斜面
快適の一語! きれいなシュプール
真砂沢の下部へ 出合で休憩していると他パーティが続々と真砂沢を滑ってきた.
剣沢の登りをスタートしたところ 長次郎から望む八ツ峰
平蔵谷 剣沢山荘キャンプ場付近からの剣岳
剣御前小屋で休憩後,最後の滑走へ 雷鳥沢の最上部
南面の快適な斜面
浄土山のふもと目指して最後の登り.

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